【悲報】大量の誤った違反報告を受けたYouTuber、「YouTubeの著作権プログラムは壊れている」とブチギレ

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1: 以下、YouTube速報がお送りします 2019/05/26(日) 16:16:32.14 ID:CAP_USER
・大量の誤った違反報告を受けたYouTuberが「YouTubeの著作権プログラムは壊れている」と訴える

マインクラフトの実況動画を投稿しているYouTuberのMumbo Jumboさんは、2019年5月19日の朝に大量の「違反報告」をYouTubeから受けてしまいました。違反報告は「ムービー中でアーティストの楽曲が無断使用されている」というもので、確かにJumboさんはムービー中でアーティストの楽曲を使用していましたが、いずれも正式な許可を得た上で使用していたものでした。Jumboさんはこの事態に対して、「誤って送られた膨大な数の違反報告に対し、いちいち自身の潔白を証明しなければならないYouTubeの著作権プログラムは壊れている」と訴えています。

YouTuber Receives 400 Copyright Claims Before Lunch | 5 Magazine
https://5mag.net/news/mumbo-jumbo-youtube-copyright-warner-chappell/

YouTubeでは悪質なコンテンツを取り締まるため、「Content ID」という仕組みを通じてコンテンツの所有者が自身のコンテンツを管理できるようになっています。YouTubeにアップロードされたムービーはコンテンツ所有者が提出したファイルデータと照合され、コンテンツがYouTube上で無断使用されていた場合は、所有者がContent IDに関する申し立てを行うことが可能です。

Jumboさんは自身のムービー中でアーティストの楽曲を使用していますが、これらの楽曲はいずれも本人から許可を受け、契約書を交わした上で使用していたとのこと。ムービーの概要欄には、楽曲名とクレジット、公式ページへのリンクなどが掲載されています。
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しかし5月19日の朝、JumboさんはYouTubeから大量の「楽曲の利用に関する違反報告」を知らせるメールが送られてきたことに気づきました。違反報告はワーナー・ミュージック・グループ傘下のWarner Chappellによって申請されたものでした。

結局Jumboさんが持っている全1800個ムービーのうち、400個ものムービーに対して違反報告がなされました。ムービー中で使用した楽曲を提供してくれたProleteRさんとJumboさんは良好な関係を維持しており、もちろんムービー中の楽曲はすべて使用許可を得た上で使用されたものです。それにも関わらず違反報告が寄せられてしまったため、Jumboさんは一つ一つの違反報告に対し、「自分は楽曲の使用許可を得た上で使用している」と証明するための手続きを行わなければならず、これには膨大な手間と時間がかかります。

大量の違反報告を受けてしまった当日にJumboさんが投稿したムービーがこれ。「YouTubeの著作権システムは壊れている」と訴える内容となっています。
https://youtu.be/LZplh8rd-I4

YouTuberとして収入を得て生活しているJumboさんは、YouTubeからの違反報告によって非常に大きなフラストレーションを受けたとのこと。現状の違反報告プログラムは「報告者」の側に偏った作りになっていると指摘し、Content IDを使ってコンテンツの所有者は大量の違反報告をシステマティックに行うことができると述べています。

Jumboさんは自動化されたと思われるシステムによって400もの違反報告を受けてしまいましたが、YouTubeでは違反警告が3回累積するとアカウント停止処分を下す「3ストライク制度」が採用されています。3ストライク制によるアカウントの停止を避けるためには、全ての違反報告に対して自身の潔白を証明する手続きを行わなければなりませんが、気が遠くなるような作業が必要です。

ちょっとでも手続きに不備があればJumboさんのアカウントは停止の危機に陥りますが、実際にはコンテンツの使用を許可されているJumboさんに対して誤った違反報告を行った報告者に対しては何のペナルティもありません。クリエイターにとってはお金を生み出すこともない大量の事務作業を強いられて、うっかりミスがあればアカウントが停止される可能性もある、非常に危険な状態だとJumboさんは訴えました。

過去にもYouTubeの著作権保護システムや違反報告プログラムを悪用され、クリエイターやYouTuberが被害を被った事例があります。たとえば人気トラックメーカーのTheFatRatさんは、正真正銘自分たちが制作した楽曲であるにも関わらずYouTubeが全く関係のない第三者に著作権があると認定したため、楽曲の再生数や得られたはずの多額の収入を失ったと訴えています。

また、YouTuberに対して「お金を払わなければお前のアカウントを違反報告して潰してやる」と、違反報告プログラムを悪用して脅迫を行うケースも報告されています。

2019年05月20日 19時00分 GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20190520-youtubes-copyright-system-is-broken/


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Source: YouTube速報