日本財団は、トゥレット症候群患者で、「初恋」(同1万人)という名前でゲーム実況をしている小田中太一を取り上げました。
トゥレット症候群とは、複数のチック症が持続的に併発している状態のことで、チックとは、思わず起こってしまう素早い体の動きや発生を指します。(参考:トゥレット症候群・チック症)
トゥレット症候群には、街なかや電車などの公共の場で女性器の名前を叫んだり、「ブス!」「死ね!」などの暴言を吐いてしまうという症状があるため、「汚言症」とも呼ばれています。
トゥレット症候群患者の生活
日本財団の動画に出演した小田中は、病気の発症時期など、自身の経歴について語ります。トゥレット症候群が発症し始めたのは小学3年のころだったという小田中。当時は理解者も少なく、先生には「壊れたラジオ」と言われ、中学校でも友人はいなかったと語りました。さらに、小田中は高校時代に汚言症を発症。高校卒業後は、バンド活動をしながらアルバイトをしており、仕事中にチックの症状が出ないように器具で体を固定していたら、症状が悪化し、バンド活動を辞めざるを得なくなったそうです。「唯一好きでできてたものだったので、悔しかった、本当に悔しかった」と振り返ります。
小田中は、汚言症が原因で警察に通報された経験があるといい、私生活ではほとんど外出しないそう。特に、電車、人混みなどは症状が出ると人に迷惑をかけるため「地獄の時間」だと語りました。
外に出て仕事をすることができない小田中は、家できることはないかと考え、ゲーム好きなのを活かしてゲーム配信を約1年前から始めたそうです。
小田中はトゥレット症候群をカミングアウトしながらゲーム配信を行うことで、
トゥレット症候群という病気があると世界に広まって、「あっあっ」って言っても(症状が出ても)振り向かれない、そんな世界を望んでいる
と語りました。
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Source: YouTube速報