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そんな中、那須川天心が18日付のX(旧Twitter)に投稿した文章が波紋を呼んだ。
まず天心は「今格闘技が割と身近になってきたと思いますが、みんなあまり舐めないでほしい。簡単に触れる事はできる、けどそれには危険が伴うし応援する側、観てる側、文句を言う側にもちゃんと責任、覚悟を持って言葉を発して欲しい。格闘家は純粋な人が多い。慣れてない人は言われた事を本当に間に受けてしまう事が多いです」と切り出し、その上で「格闘技をやってる人達へ」として以下のようなメッセージを送った。
「命を賭けて、死ぬ気で、負けたら引退とか簡単に言うな。本当に気がないなら発さないで欲しいし安っぽく見えてしまいます。SNSの言葉は基本気にせず周りにいる人達、本当に思っている人達の声を聞いて欲しいです。
ネットでグダグダ書いてる奴らは貴方の人生の責任とってくれますか?そんな事ないでしょう。俺達がやっている事は最高な事だと思っています。自信を持って言えます。だからこそ言動や行動に責任感を持って戦って欲しいです。最初は否定されるかもしれない、けどやり続けたら正義になる時が来る。やるならとことんやれ、成功するまでやり続けろ。闘うってそう言う事」
実際、格闘技界では「負けたら引退」を宣言する選手は少なからずいるが、大半は試合を盛り上げるためであったり、強い意気込みを表す言葉であったりするたけで、本当に引退するケースはあまりない。元ボクシング世界2階級王者の亀田大毅は、2007年の内藤大助戦で「負けたら切腹」を宣言し、結果は度重なる反則行為によって大差の判定負けとなったが、当然ながらこれもトラッシュトークの一種でしかなかった。
天心にすれば、このような物言いは「格闘技が安っぽく見える」という印象があり、ネットの匿名ユーザーたちが無責任に焚きつけることで選手たちの言動が過激化することも懸念しているのだろう。
先述したように朝倉と平本が互いに「負けたら引退」を宣言し、天心がキックから転向したボクシング界では元世界2階級制覇王者の亀田和毅も因縁のレラト・ドラミニとの再戦(中止が決定)について「負けたら引退」を明言していた。そんな状況に加えて、天心は今回の投稿で17日に20歳の若さで急逝したプロボクシング第4代日本ライトフライ級ユース王者の坂間叶夢さんへの追悼の言葉を記しており、さまざまな思いが交錯した末の「格闘技界への苦言」だったとも考えられそうだ。
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Source: YouTube速報