11月4日、「中田敦彦」(登録者数492万人)が自身の動画の“切り抜き”を禁止すると発表しました。
中田敦彦が切り抜き禁止を発表
2020年、2ちゃんねる創設者の「ひろゆき」(同160万人)は“切り抜き”動画の解禁を表明し、チャンネル登録者数・再生数を急増させることに成功しました。ひろゆきの成功を受けて、人気YouTuberが次々に切り抜き解禁を発表。YouTubeに一大切り抜きブームが巻き起こる中、中田敦彦も昨年5月に解禁を発表していました。
そんな中田は、4日にサブチャンネルで投稿した動画の中で、今後は切り抜きを「容認しない」と発表しました。中田は先日、VTuberの「星川サラ」(同85万人)が切り抜き禁止を宣言したことに触れ、「潮目が変わってきた」と話します。
切り抜き動画では元の投稿主と切り抜き投稿主が広告収益を折半するのが一般的ですが、収益は一切もらっていなかったとのこと。「1円もこっちに収めてない人に何か言われる筋合いはない」としつつ、禁止にするは「あまり効果がなかった」からだと説明します。
ファンの信頼を損ねる結果に
ひろゆきは、コストをかけず長時間しゃべり続けるというスタイルで配信しており、「切ることに意味がある」と語る中田。一方自身は、編集した動画を投稿しており、長尺の動画も少ないため、切り抜きの動画がバズらなかったとのこと。「本体のほうが強かった」といいます。
しかも視聴者からは、「中田さんのトークチャンネルを見たいのに、切り抜きがやたらとオススメに出てきて混乱します」「何が本家なのか分かりません」といった声も寄せられていたそうです。
これに加え、切り抜きチャンネルの間でも競争が激しくなった結果、“釣りサムネ”が増える事態になっていたのだとか。釣りサムネとは、動画内容と逸脱した大げさなサムネイル画像を使って、視聴者の興味を引かせる手法ですが、YouTuber本人は、信頼を損ねるためあまりやらないと中田は話します。しかし切り抜き投稿者は、そんなことはお構いなしのため釣りサムネが乱造される状況になったようです。
切り抜きは「一時期のトレンド」に終わる
中田は、かつてはテレビ番組の違法アップロードだらけだったYouTubeも、コンプライアンスが年々厳しくなり、暴力的なものやお色気、攻撃的なものが排除されてきたと説明。YouTubeの動画のクオリティは、3年以内にテレビを超えるものが主流になり、コンプライアンスも同様に厳しくなると予想します。
そんな中、テレビ業界ではあり得ない“切り抜き”は、「一時期のトレンド」に過ぎず、「おそらく下火になる、もしくはなくなるんじゃないか」との考えを示しました。
そうした予想のもと、中田は自身のブランディングのため、切り抜き禁止を決定。切り抜き投稿者に対しては、技術を生かしてオリジナルコンテンツに進出すべきだとアドバイスするとともに、自身は意地悪をしているのではなく「未来を見ている」と説明しました。なお、TikTokの切り抜きについてはしばらく様子を見るとのことです。
https://yutura.net/news/archives/84550
https://youtu.be/F7vjE7RaLOw
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Source: YouTube速報