本来振り込まれる金額より多く送金されたことのある女性は、自治体の対応に
違和感を感じたといいます。
田口翔容疑者(24)の供述
「金はオンラインカジノで使った」
20日、送検された田口翔容疑者。山口県阿武町の空き家バンク制度を利用し、1年半ほど前に、緑に囲まれたこの家に移住してきました。大家の男性は。
田口容疑者の大家
「残念ですよね、ちょっと無責任かな。そんな感じはしますね。(今後どうするか)保証人と相談するしないですよね。本人がもしできないならですね」
これは、田口容疑者の銀行口座の残高を表したものです。先月8日に誤送金が判明した後、役場の職員が田口容疑者の元を訪れ、一緒に返還手続きに向いましたが、途中で拒否。その日に最初の引き出しがはじまり、4日後には、300万円と400万円という大金を出金します。職員たちが田口容疑者への接触を続ける中、最終的には11日間で残高は6万8743円にまで使い切った状態でした。
阿武町住民
「使ったのも悪いですけれども、その前の段階でなんでそういうことが起こったのかというのがちょっといい加減だなと」
阿武町住民
「間違って振り込んだのを使うっていうのがおかしい、でも町にも責任はあると思います」
小さな町が全国から注目されることとなった今回の事件。
阿武町・花田憲彦町長(今月19日)
「誤振込というふうなことが発端であったということは間違いのない事実であります。本当に当事者に申し訳ないことをしたという気持ちは当然のこととして思っております」
このような自治体による新型コロナの給付金誤送金は、わかっているだけでも東京や大阪など複数個所で起きています。そしてこれらは氷山の一角に過ぎない可能性もー。
自治体からの誤送金を受けたことがある人
「(自治体側は)返さないんだったら“差し押さえでも何でもするぞ”みたいな感じだったので。それはちょっといくら何でも横暴過ぎない?っていう印象がすごく強かったですね」
コロナの給付金以外でも、“自治体から誤送金を受けたことがある”という声が相次いでいます。
神奈川県内に住む女性は子ども2人に対する手当として、本来振り込まれる額よりも、複数回にわたって、12万円多く誤送金されたといいます。
自治体からの誤送金を受けたことがある人
「(入金から)3~4か月くらいたってかな。手紙が来てそこに“多く振り込んでいた”ってことが書かかれていて。(自治体側は)それで多く払われた12万円をすぐに返還してくださいだとか(言われた)」
誤送金には気付かず、すでに使用してしまっていたお金。
自治体からの誤送金を受けたことがある人
「払わない、なんてことは一言も言っていないんですけど。返還の手続きに対応する気がないんだったら“差し押さえという方法もできますので”みたいなことを(自治体側が)言ってきたんですよ」
結局なぜ誤送金が起きたのかなどの説明もなく、誤送金の事実も公表されませんでした。女性は少しずつ返還に応じたといいます。
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Source: YouTube速報