https://www.cyzo.com/2022/04/post_307006_entry.html
「◯◯◯、デビュー◯周年おめでとう!」
「△△△、仕事がんばれ!」
屈強なアフリカ系の男性たちが、たどたどしい日本語でメッセージを贈る動画がSNS上で流行している。一度くらいは見たことがあるのではないだろうか?
これは一般社団法人WORLD SMILEが提供する「世界からのサプライズ動画」というサービスだ。友人の誕生日祝いなどの身内向けのものから、アイドル、YouTuber、スポーツ選手といった「推し」へのメッセージまで、さまざま動画がツイッターやTikTokで公開されている。
WORLDSMILEの公式サイトを見ると、「黒ズボン黒人マッチョダンス(発砲三回付き):6000円」、「アフリカ原始民族ダンス:5000円」、「アフリカ子供ダンス:4500円」「ドバイ富豪ラクダ付ダンス:7000円」、「タイニューハーフセクシーダンス:5000円」「ウクライナセクシー美女ダンス:5000円」……といった“プラン”が販売されている。
筆者はタイムライン上で初めてこの動画を見たとき、一瞬「面白いな」と感じた後、少しの違和感を覚えた。具体的にいうと「これは差別なのではないか?」と思ったのだ。
なぜこのサービスに違和感を覚えたのか。まず、おそらく意味のわかっていないであろう言葉を金銭の授受によって発信させることは問題をはらんでいるように感じた。公式ツイッターによれば「卑猥な言葉、中傷はNG」とのことだが、過去には「○○、メンヘラなおせ」といった不適切と思えるメッセージ動画も公開されていた。
そこで公式HPをのぞいてみると、上述の通り、「黒人マッチョ」「ウクライナ美女」「タイニューハーフ」といった“プラン名”が並んでいる。言うまでもなく、これらは他国や他人の特徴を暴力的にレッテル貼りしたものだ。
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Source: YouTube速報