2021年7月29日 16:16
7月29日、大手YouTuber事務所のUUUMが、所属YouTuberの動画の“切り抜き”を解禁すると発表しました。
(参考:UUUM公式サイト)
UUUM、“切り抜き”を解禁
UUUMは、「二次創作ライセンス許諾プログラム」の取り組みを開始すると発表。
二次創作制作者が、クリエイターのコンテンツの見どころやおすすめのワンシーンをピックアップし投稿する(切り抜く)ことについて、個人の視聴者の皆さまがクリエイターを応援する方法のひとつとして捉え、また、認知拡大の機会創出にもつながると考えております。
と、いわゆる“切り抜き”動画を許可すると表明したものとなっています。
UUUMは“切り抜き”を含む二次創作チャンネルに対し、一定の条件を満たせば、収益化することを許可。(要契約)
動画のアドセンス収益の一部が、切り抜きチャンネルに分配される仕組みのようです。
現在、当プログラムの対象YouTuberは「東海オンエア」(登録者数600万人)のみとなっていますが、「今後、対象クリエイターは拡大の予定」とのこと。
“切り抜き”動画が人気に
昨今のYouTubeでは、YouTuberの動画の一部をピックアップし、テロップを挿入するなどして見やすく編集した短尺動画・通称“切り抜き”がムーブメントとなっています。
匿名掲示板「2ちゃんねる」の創設者「ひろゆき」(登録者数114万人)は、切り抜き動画を解禁したことで昨年秋ごろから自身のチャンネルの登録者数・再生数が急増。今年6月には登録者数100万人を突破しました。
ひろゆきによると、“ひろゆき切り抜き動画”の月間再生回数は3億円を突破しているとのこと。
このひろゆきの試みの成功を受けてか、他のYouTuberも切り抜きを解禁する流れがさかんになっています。
二次創作が盛んな東海オンエア
現在プログラムの対象となっている東海オンエアは、以前から一部のファンによって、面白いシーンをまとめた“切り抜き”が精力的におこなわれていました。
「東海ランキング」(登録者数16万人)や「Lily」(同13万人)、「東海リスト」(同3.1万人)など、非公認・無収益の形で活動していたチャンネルも多くあったもよう。
今年6月には、東海オンエア本人がこれらのチャンネルをネタにした動画も公開しています。
https://youtu.be/2i0vVEAIcqU
東海オンエアメンバー・虫眼鏡の個人チャンネル「虫眼鏡の放送部」(登録者数64万人)の“切り抜き”チャンネル「虫眼鏡の部屋」(同2.4万人)も、3週間前チャンネルが収益化されたことを明かしていました。
“切り抜き”需要は今後も増加していくと考えられます。
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Source: YouTube速報