毎日新聞 2018年4月26日19時39分(最終更新 4月26日20時22分)
「ユーチューブの15分の作業で最低月収50万円」などの虚偽のうたい文句で、
ネット経由で送られるユーチューブでのもうけ方マニュアルの販売や有料コースへの勧誘をしたとして、消費者庁は26日、消費者安全法に基づき事業者名、イメージ(東京都渋谷区)を公表。注意を呼びかけた。
マニュアルの購入者は約5000人で、うち約1300人が有料コースの代金を支払い、計3億円を集めていた。
消費者庁によると、イメージ社は2017年6~12月に自社のウェブサイトやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で、キャッシュバックがあるから安心といい、5000~1万7000円のマニュアルを販売。
さらに、10万~130万円の有料コースに入れば確実に稼げると、しつこく勧誘していた。しかし、実際にユーチューブで収益を上げるのは難しかった。
全国の消費生活センターに相談が99件寄せられ、被害総額は1700万円に上る。サイトには「78歳の○○さんも稼いでいます」との体験談も載せ、被害者は10~70代に及んだ。
イメージ社は消費者庁に対して「もうけたかった」と虚偽を認め、サイトを昨年末で閉鎖した。
消費者庁は「誰でも簡単に稼げるといった説明を見たら、まずは疑い、契約前に冷静に考えてほしい」としている。【岡礼子】
続きを読む
Source: YouTube速報