リアルサウンド
動画サムネイルより
時給日本一のYouTuberを自称するラファエルと、格闘家YouTuberの朝倉未来が軍資金1000万円ずつをかけて人生ゲームで対決した。
ラファエルは1月27日、自身の公式チャンネルで「朝倉未来と2000万賭けて人生ゲームやってみた【#ドッキリ #ラファエル】」と題した動画を公開。
本動画は、定番ボードゲーム「人生ゲーム」の最新版「人生ゲーム+(プラス)令和版」にラファエルチームと朝倉チームが興じるというもの。ゲームへの参加費は1000万円で、勝ったほうが2000万円を総取りすることになる。
むろん、日本において公営ギャンブル以外でお金を賭けることは原則ご法度。そのため、ラファエルは「これギャンブルじゃないですから」と言い、会社としてお金を支払うのであって個人のお金を賭けているわけではないと強調していた。
こうしてテーブルの上に広げられた人生ゲーム。そのすぐ横にはそれぞれが持ち寄った1000万円の札束が置かれ、ただならぬ存在感を放つ。人生ゲームは、おもちゃの紙幣をやりくりしていくボードゲームだ。にもかかわらず現ナマ、それも一般人であれば本当に人生を左右しかねない大金のやり取りをしているあたり、いかにも金持ちYouTuberらしいバブリーな遊びではないだろうか。
ラファエルの動画には、今回のように札束がよく登場する。「自分の動画の99%はやらせ」と公言してはばからない彼のこと、この人生ゲーム動画も視聴者向けのショーで、合計2000万円の札束も単なる小道具に過ぎないのかもしれない。しかし、ドサッと積まれた札束は紛れもないリアル。ラファエルがやらせ常習犯だったとしても、企画に説得力を、勝負に緊張感をもたらすことに成功していると言える。
この札束が持つパワーを、ラファエルと同じくらい動画の企画の中でうまく利用しているのが、金持ちYouTuberのヒカルだ。
ヒカルは昨年末、盟友・シバターが格闘技の祭典『Yogibo presents RIZIN.26』に出場する際、「人間、火事場の馬鹿というものがあると思う。シバターさんはほぼファイトマネーをもらっていないと思うので、僕から個人的にもしシバターさんが勝ったら1000万円プレゼントしたい」と申し出た。さらには、「勝った時の沸き方をネットで用意しておきたい」として、事前にTwitterでシバター勝利の暁に1000万円を贈呈することを宣言し、ネット界隈を盛り上げた。
その結果、見事シバターは勝利。実際に公約通り、1月25日に公開した動画で「ちゃんと持ってきました」と言い、1000万円の札束をファイトマネーとしてシバターに渡していた。
この時、ヒカルが札束を詰め込んでいたのは、しわくちゃになった紙袋。ヒカルはその前日、1月24日に公開した「【一生の宝物】ヒカル、人生最高額の腕時計を買う」と題した動画で、3267万円の高級時計ブランド「ランゲ&ゾーネ」のユニークピースを購入したのだが、その時も、まるで、ブックオフに漫画やCDを売りにでも来たかのようなくたびれた紙袋から、3000万円以上の現金を取り出していた。あえて堅牢なボストンバックではなく、チープな紙袋に大金を詰めることで「金はいくらでもある」感を演出できており、そのあたりも見せ方がうまい。
このように、潤沢な資産をどう企画に生かしていくかは、金持ち系YouTuberの腕の見せ所。当然、批判もあるところだが、実際に多くの視聴者の関心を呼び、高い再生数を叩き出しているのだから、その戦略は成功していると言えるだろう。今後もありあまる資産を再生回数に変えていく彼らの錬金術に注目していきたい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cf22e25d58ce27dc2716be92d1d90b7f5d353c7
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Source: YouTube速報