昨年は見送られた文学賞は10日に2年分が発表され、毎年有力候補とされてきた村上春樹さんが受賞できるか、注目が集まる。平和賞は11日で、地球温暖化対策を訴える「世界気候ストライキ」を広めたスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)が筆頭候補に挙げられている。
文学賞は昨年、選考機関のスウェーデン・アカデミーが関係者の不祥事で発表を見合わせ、代わりに今回18年と19年の受賞者が同時に発表される。村上さんのほか、カナダの詩人アン・カーソンさんらが有力。在ドイツ日本人作家の多和田葉子さんも候補の一人だ。17年は日系英国人のカズオ・イシグロさんが受賞した。
平和賞は、英各ブックメーカー(公認賭け屋)の予想でグレタさんが1番人気。受賞すれば、14年に17歳で平和賞に選ばれたパキスタンの教育活動家マララ・ユスフザイさんを抜き、史上最年少となる。
ただ、毎年受賞者予想を出しているオスロ国際平和研究所(PRIO)のウーダル所長は、「気候変動と(平和賞の伝統的なテーマである)武力紛争の直接の関連性が明確でない」ことからグレタさんを有力候補から除外。ほかにはエチオピアのアビー首相、ニュージーランドのアーダーン首相らの名前が挙がっている。
ほかの日本人では、医学生理学賞に森和俊・京都大教授、化学賞に北川進・京大特別教授らが有力候補として浮上。各賞は7日に医学生理学賞、8日に物理学賞、9日に化学賞、14日に経済学賞が発表される。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191006-00000016-jij-soci
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Source: YouTube速報