というのも、カジサック(キングコングの梶原雄太)さんとお話ししたときに、「あっちゃん教育系いけるよ」って言ってもらってたんです。それで、最初はなんでもやってみようと。
相対性理論を一言で説明するとか、都内の好きな駅の名前を延々語るとか。
尾原:僕は「ジョジョ」シリーズが好きでした。
中田:そう、漫画系はやっぱりぐっと伸びたから、一瞬は、こっちかなと思った。
でもここがポイントで、当たったものをやるとなっていくと、テレビでやっているのと同じになるなと。
テレビって、数字がよかった企画をやり続けるわけじゃないですか。それも嫌っちゃ嫌なんですよ。
テレビの番組の出演だって、「これずっとやってて未来あるだろうか」って思って減らしたのに、これじゃ本末転倒かもしれないと。
尾原:業界の未来に対する危機意識ですか?
中田:というより、僕自身が楽しくないんです。だから、僕の興味はもっと違うところにあるかも、って。それで漫画系をちょっと抑えて、他のことをやろうと。で、そのとき興味があったのが世界史だったんです。
尾原:なるほど、キングダムと中国史とか。
中田:やってみました。そして、ヒットして、これでこんなに稼げるんだと。
もうここはゴールドラッシュだと思って掘りまくったんですけど、今度は「でもあれ、俺って金が欲しいんだっけ」ってなってきて。しかもむちゃくちゃ忙しくなった。
一方で、収益を見たときに、大きな変化があった。これでいろんな仕事をやめられると。僕は臆病なので、仕事は少しずつ減らしていくほうなんです。
でも、これだけあれば全部やめられるのかって思ったとき、真っ先に海外に出たいと思った。
僕、デビューしてからずっと日本に縛られてるんです。芸能界の第一線で活躍されてるタレントさんとお話しさせてもらっても、みんな忙しくて外国に行く余裕なんてないんですよ。
それを見ながら、「俺はこれでいいのかな」ってずっと思ってた。タモリさんだって、楽屋でじっと時刻表を見てるわけです。国民に愛されるって、なんて宿命なのだろうと。
そこで、視野を広げて、世界史に出てくる偉人や時代のターニングポイントになる人の伝記を読むと、みんな一度は海外に出ていることがわかった。
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Source: YouTube速報