「パオパオチャンネル」のふたりは、もともとニコニコ動画の「踊ってみた」カテゴリをメインに活動する、別々の「踊り手」だった。その二人がコンビを組み、YouTubeに進出。2017年2月25日の動画を皮切りに、ダンスだけでなく、YouTuberらしい企画性のある動画も投稿するようになった。
ふたりはカップルではなく、相方としてリスペクトし合う、男女2人組のYouTuberとしては珍しい関係だ。互いにアイドル性の高いルックスを持ちながら、ときには捨て身の企画にも果敢に挑戦し、また男女の理想的な友情を伝えてくれるコンビとして人気を博してきた。今年に入ってからは、草なぎ剛のYouTubeチャンネルに準レギュラーとして出演し、その活動をサポートしてきたことも、ファンのよく知るところだ。
動画の冒頭、「パオー!」と、いつもどおりの挨拶をした2人。@小豆は「今日はー!」と過去一番の大声を出し、普段にも増してハイテンションだ。「今日はご報告があります」と笑いながら話し始める@小豆に、ぶんけいは「(動画の)タイトルにも出てるんよ。楽しいテンションで言っちゃダメです(笑)」とツッコむ。@小豆は「活動休止」とは言え前向きなことだから、楽しいテンションでいられると伝えていた。
動画をなかなか上げられなかったことについて、「ご心配をかけてすみません」と頭を下げるふたり。ぶんけいは、パオパオチャンネル結成の当初から「それぞれの夢とか進路とか、目標に向かって、いつか解散をしよう」というのが、ふたりのスローガンだったと語る。動画活動を休んでいた期間、ふたりで今後について話し合い、YouTubeをやっていてこれまで経験していなかったことがたくさんできたからこそ、「もっとこういうことをしてみたい」と、夢が大きく広がっていったことを明かした。そして、これまでは「ふたりで何かを成し遂げたい」と考えていたところが、ついに「ひとりずつの夢を成し遂げたい」と決意したという。
ふたりが2年間のYouTuber活動で見つけた夢とは、どんなものか。@小豆は、会社経営者でもあるぶんけいの活動に刺激を受け、「一度自立して、やるべきことを見つけて、胸を張って『私はこんなことをやっているんだ!』といえる、大人のナオンになる」と宣言。いっぽうのぶんけいは、自身の会社で映像の仕事をしているが、社員が増えてきたなかで、「何もしてあげられないことが、経営者としてもどかしかった」と語る。そんななかで、@小豆の「自分が本当にやりたいことを絶対に見つけたる!」というチャレンジングな姿勢を見て、「会社経営者としてももっと頑張りたいし、そこで足場を固めながら、小説や舞台など、表現活動もしていきたい」と力を込めた。
今回のふたりの宣言は「解散」ではなく、「活動休止」だ。それは、ふたりがパオパオチャンネルのことが心から好きで、安心できる場所と考えているからだという。これから無期限の休止に入るが、「何かのタイミングで動画を上げられたら楽しいし、そこでお互いの成長を実感できたら」と言葉を揃えた。ふたりの不仲を心配したファンもいたことだと思うが、あくまで前向きなものだった。
最後にぶんけいは「さみしいし、不安なんですけど、僕たちが挑戦しようと思えたのは、いま見てくれているみなさんが、ずっと支えてくれたおかげです。本当にありがとうございます」と語り、再びふたりで頭を下げた。
笑えて、キュートで、ときに感動する動画を届けてきてくれた、愛すべきふたり。その新たな挑戦を応援するとともに、いつか、さらに成長したふたりが見せてくれる「パオパオチャンネル」の姿を見逃さないように、チャンネルの通知はしっかりオンにしておきたい。
5/24(金) 21:11配信 リアルサウンド
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190524-00010037-realsound-ent
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Source: YouTube速報